でらROCK FESTIVAL 2023 Day2

memo.

でらROCK FESTIVAL 2023 Day2

2023.02.05(土) @栄・新栄町

LOCAL CONNECT / レトロリン / ニイナ / MoLse / ココロオークション / the Arc of Life / ねぐせ。

 

久しぶりのサーキット。困ったり迷ったらとりあえずアポロベイスに行くかー、って必殺技が使えない、はじめてのサーキットでもあって、寂しさも少し。

途中、思い切って名駅まで用事済ませに抜けたり、自由気ままに満喫したでらロックでした。

 

 

 

LOCAL CONNECT

 

00.アンダーグラウンド

01.Hand
02.君の右手
03.デイライトブルー
04.羽根
05.Sailing
06.ANSWER

 

リハ、詳しいことはよく分からないけど、返しの設定が上手くいってなかったみたいで大変そうだったなあ。しゅーまさんとNatsukiさんの耳が逆になってたらしい、トラブルの一種。まあローコネなら全然大丈夫でしょ、って思えるから、サーキットの裏側のヒリヒリする雰囲気を垣間見て、楽しめてさえいた転換時間。入れ替わり立ち替わりの出演者、限られた時間のなかでの公開直前リハ。表も裏もシビアだなあ。Natsukiさんが「このままでもやれます」って言い切ってたの渋くてカッコよかったし、それにすかさず賛同するしゅーまさんもカッコよかったし、終始穏やかな声音で対応してたisatoさんも素敵だった。

 

リハーサル、「雰囲気最高だから、このままフルでお届けします!」って、嬉しいフル尺アンダーグラウンド。はーー、好き。

 

isatoさんが、「去年は俺たちダイホで…」ってMCで話しはじめたら、すかさず「やとしたら下がってんねん」ってツッコむDaikiさん。昨年のでらロックは、isatoさんがコロナに罹って出演キャンセルになった。その悔しさや今日の日への想いを冗談も交え語られて、思わず笑ってしまうフロアの反応。「笑えるようになってよかったなあ」ってisatoさんの言葉に得も言われぬ気持ちになった。制限されることなく声を出して笑えることももちろん、コロナに罹って出演キャンセルになったって事実を過去のこととして笑えている状勢と気持ちの余裕。もちろんコロナウイルスの扱いが変わっても、感染症の本質そのものが変わるわけじゃないけれど、世の中は少しずつ活気を取り戻そうとしている。そのことを反映しているひとシーンだった。

 

「あんまり去年のこととか言うの好きじゃないんやけど、今日だけは、去年キャリーオーバーしてる分も」って、熱い熱いisatoさんの言葉。LOCAL CONNECTのステージ。

 

Sailingで、熱くなりすぎてギターソロ中に腹筋はじめちゃうisatoさん、シュール。熱くなって筋トレはじめるってどんな状況?っていう私たちの心情を代弁するみたいな含み笑いで、しゅーまさんとNatsukiさんが見守っていて、その眼差しが、何やってんだって呆れを含みながらも優しいくもあり、面白い光景でした。ちなみに、前日のライブでは腕立てしてたらしい。

「後ろの方では見えんかったやろ?またライブ来てください!」って愉快に次に繋げるお誘い。

 

 

 

ココロオークション

 

00.ホタルのヒカリ

01.フライサイト
02.一等星の歌
03:ヘッドフォントリガー
04:ワールド
05.火花
06.僕らは愛の中
(但し曲順に自信はない)

en.ハンカチ

 

ココロオークション、2023年初ライブは、ロックチューン満載、全身全霊で盛り上げにかかる熱い熱いライブでした。カッコよすぎた。

 

2月にして年明け初ライブ、「ぼちぼち活動してます」のぼちぼちが言えなくて、「ぼそぼそ」って噛んでた粟子さんでした。「俺らは続けることにしました」だったかそんな表現で自分たちの活動について、さらっと言葉にしたことに心をぎゅっと握られた。コロナ禍でたくさん考える時間があった。散々考えて、改めて向き合って選んだ答えはもちろん何だって尊いけど、その答えが、音楽を続ける、であることが、泣きたいくらい幸せだ。その続けることに、制作もライブも生活の一部にして生きていく、音楽と生涯共に歩む覚悟のような強い想いさえ含んでいるのがココロオークションだと感じているから、その佇まいが、途方もなく好き。

 

ライブで聴くたびに推し度が深く重くなっていく曲、ワールド。この曲の、広大な大地を巡る旅の情景を綴る歌詞も好きだけど、その光景を描き出すように鳴っている音も大好き。今日は特に、ココロオークションの鳴らす音にひたひたに浸って身体揺らしてるお客さんの背中とか高鳴ったままに掲げられた腕とか、そういうフロアの景色も全部含めて、果てしなく広がる大自然の一部に溶け込んでるみたいで、神秘的な雰囲気があって素敵だった。

 

たぶん火花終わり、「スティック飛んできたんやけど…」って、テンションハイで井川さんが投げたスティックを粟子さんが拾って、テンメイさんがそれを徐に最前のお客さんに手渡してて、そわってなった。

 

「アンコールないって聞いてたんで曲何やろっかってなったけど、さっきあれやろっかあれにしよ、ってなったのでそれやります」って井川さん。「もーピック忘れたわ」って喋り出した粟子さんが「あ、これでええわ。前の人が落としてったやつ」って拾って使ってたのちょっとシュールだった。そんな急遽のアンコールに、ハンカチ。