共鳴レンサツアー 〜アニメスペシャル〜 名古屋編

DISK GARAGE presents

共鳴レンサツアー 〜アニメスペシャル〜

2023.01.06(金) @NAGOYA CLUB QUATTRO

BURNOUT SYNDROMES / FLOW / ラックライフ

 

 

 

ラックライフ


仕事を終えて猛ダッシュで、なんとか辿り着いた名古屋クラブクアトロ。アニソン縛りの共鳴レンサツアー、前日の大阪に引き続き、2公演目、地元名古屋。既に音の鳴っている扉の向こうにノンストップで駆け込みたい気持ちが溢れ出たまま、受付をなんとか通過して、扉を開けた。聞こえてきた曲は、お気に入りの、リフレインだった。最新のラックライフも予習しようとして作ったアニメ縛りのプレイリスト、最遊記への愛着と曲自体のカッコよさの所為で、この曲が回ってくるたびにリピートしてしまってなかなか予習が捗らなくて困ったものでした。特別に好きな曲があるって、それだけで無敵な気がする。


「いつまで1弦チューニングしとんねん」って生駒さんがどこかのタイミングでツッコんだ瞬間、正直かなりきゅんとした。落ち着いた声が好み、語気も丁度いい、佇まいも好き。

大石さんのスティック回し、ゆったり余裕たっぷりでキマっててカッコいいなあとかも、思った。フォーピースって、ボーカルとドラム正面からだと位置被ってること多いけど、ラックライフ微妙にズレててとってもありがたい。


ツルネって弓道アニメのタイアップを勤めてるラックライフ弓道とバンドは、似てるって話すPONさん。的に目掛けて真っ直ぐ矢を飛ばす弓道と、あなた目掛けて真っ直ぐ届ける歌。「あなたの心に真っ直ぐ刺さって抜けない」が何故だか言い切れないPONさん可愛いなと思います。噛み噛み誤魔化し、笑いも誘う、軽快なMCからの、Naru。

「放て 胸の深くまで 刺さって抜けない音になれ」って歌詞が、本当にまるで、ラックライフそのものを歌っているように、頭に残る。バンドの核になるこの言葉を歌にして捧げられているアニメも、特別だと思う。


「石川…バーンアウトシンドロームズの石川くんがね、ずっとMC考えてるんですよ。彼真面目なんで。ポンさんポンさんMC何喋りますか?トリって何話せばいいですか?って聞いてくるんで、ケイゴさんにも同じように付き纏って聞いてますからね。だからこの後彼がするMCいまから俺が言ったります!あーー袖でこう(両手親指下にした下品な手話)してますわ!(笑)」

どこかから、石川大裕の切実な声が聞こえた気がした。PONさんほんと悪いひとだ。バーンアウトのこと可愛がってくれてありがとうございます。

「FLOWのGO!!!って曲、あれなんでびっくりマーク3つなんやろって。NARUTOが、ナルト、サスケ、サクラのスリーマンセルだからだと思うんすよ、って彼は考えました。……違うらしいです」軽やかにオチを付けて、饒舌に話すPONさんが「石川ーウケたでー! 」ってにこやかに報告してる。

P「1より2より3の方が勢いがあるからだそうです。バーンアウトは、ハイキュー!!と同じ数やんな」

i「ほんまに全部言うやん」

P「石川焦ってるでー、ザマミロ(笑)」

本当にもう、PONさんって悪いひと。屈託ない笑顔でなかなかの鬼畜っぷり。


「FLOWさんとはいつかタメ口でいけるくらいになりたい」って主張するPONさんを「やめとけ」って嗜める生駒さん。でも、岩崎さんには一生勢いのよい体育会系おはようございます!でピシッと直角お辞儀しちゃうだろうことを付け加えるPONさん。PONさんもそういうことできるひとなんだなあって、ちょっと失礼なこと思いましたごめんなさい。

 

分断に笑いを交えたステージ、その根っこにあるのは、骨太ロックバンドの魂。笑って笑って温まった身体が、その熱が、そのまま興奮や感動へと移り変わっていくような不思議な魅力のPONさんの言葉たち。「あなたを元気づけたい、それが、俺らの意味です」ってその言葉に、どれだけ励まされるか。「あなたの“所為で”、いまもバンドを続けてしまっている」って、それを背負ってくれることにどれ程救われているか。大阪、高槻のラックライフ。カッコよかったです。

 

01.変わらない空
02.リフレイン
03.℃
04.Naru
05.風が吹く街
06.名前を呼ぶよ
07.Hand

 

 

 

FLOW

 

01.Re:member
02.DICE
03.HERO-希望の歌-
inst.
04.風の唄
05.United Sparrows
06.GO!!!
07.GOLD


「今年は名古屋既に2本決まってる。去年は、名古屋よりサウジアラビアの方が多いっていう状態だったけど、今年はたくさん来たい」って、海外でも勢力的に活動できるの頼もしいね。


途中、ボーカルふたりがステージからハケていって、インストセッションがはじまる演出、改めてめちゃめちゃカッコいい。


「昨日ポンくんに言われました。FLOWはライブハラスメントバンドだって。飛ばせたりしゃがませたり。でも俺たちは、みんなと楽しみたいだけなんです!ただ一緒に最高の日を作りたいだけなんです!」

確かに前日のPONさん、膝限界なひとそろそろ出てくると思うから訴えるなら仲介する、って言ってたなあ。PONさんの主張の、誤解を解くようにどこかシリアスにどこかコミカルに、切実に熱く想いを言葉にするKEIGOさん。

最大級に身体を酷使する、GO!!!。フロアのジャンプも超特大。しっかり反動つけて膝使って飛ばなくては!って気にさせるから、確かにこれはどこまでもいい意味でだけど、ハラスメント。言い得て妙だなあ。本能の赴くまま身体が動く、動かしたくなる、そういう熱気が充満していた。私には一瞬、モッシュの幻影が見えた気がした。 FLOWってバンドの偉大さを物語っているような空気感、堪らなくカッコいいなあ。フロア全体を巻き込んでのビッグウェーブ

途中、「それでは、楽器隊の歌声をお聴きください!」って岩崎さん、GOT'Sさん、TAKEさんと順に楽器隊による歌唱。楽しい。

落ちサビ、フロアのことを掻き回すように指しながら「全てを巻き込み」って歌うKOHSHIさん。ああ、いまこの瞬間のことだ、って心臓が震えた。歌とフロアとステージが一体化している。なんて楽しいんだ。ライブハウスの激烈に燃える醍醐味。


「20年やってても変わらずライブが好き。まだ思うようにできない状況だけど、誰か偉いひとに決めてもらうことじゃない。自分たちの大切な場所は、自分たちで選んで、守っていこう」

GOLD。ジャンプして、腕を上げて、拳振るって、頭を振って、休む間もなく訪れる、気持ちを昂らせる瞬間の連続。先輩バンドのパワフルで偉大な存在感を見せつけられた気持ちでした。カッコいい。

 

 

 

BURNOUT SYNDROMES


初日大阪は、何て流れてるのか単語さえ聞き取れなかった気合のニューな登場SE。耳が慣れたからなのかどうなのか、ちゃんと熊ちゃんの声だった。大好きな声で「共鳴レンサ」って流れてるのが聞き取れて嬉しくなった。このツアーのための特別。共鳴レンサツアー2公演目、名古屋、トリ、BURNOUT SYNDROMESのステージ。前立てのデザインがオシャかわいい白のドレスシャツに身を包んだ熊谷さん。その衣装配信のときからすごく好きです。生で初めて見ました。嬉しい。好きです。


1曲目、真っ直ぐ図上に突き上げた力強い拳ではじまる、BLLIZARD。フロアを隅々までギターで射抜くようにしたの、たぶんこの曲、だったと思うけど、曖昧。カッコよかったのは明確。

真っ白な雪を静かで落ち着いた安定感のあるものに例えているこの曲で、同音異義の言葉を特別に拾ってしまう邪な私の耳をどうか許してほしい。


SEで流れ出すエフェクト混じりのコーラスが、耳慣れたメロディーに変わっていく。すかさず手拍子で煽るフロアの熱のなか、続いた、ヒカリアレ

「穿つ」で両手でバンッて指鉄砲打つ仕草。落ちサビの一瞬、熊谷さんだけを灯す眩いピンスポに魅せられた。いや、そういう場面と照明演出は確かにあったんだけど、ここだったかはあんまり自信がない。

大好きな声が「名古屋」って発する度、ニヤつきを抑えられない。仕方がない。12月からずっと満たされてなかった穴が埋まっていく気がした。勝手な欲目もあるけど、たくさん呼んでくれていた気がしてほくほくと幸せだった。


熊「明けましておめでとうございます」

石「いやー、明けちゃいましたね」

熊「明けちゃいました?」

石「あれ?明けるのめでたい派?俺はめでたくない派やねん」

熊「そんな派閥があるの知らなかった」

石「俺、兄弟多いからさ」

熊「そんなマウント取られても」

石「お年玉ってどう思います?皆さんあれ、大人の余裕やと思ってるでしょ?違いますよあれ、大人の本気ですからね」

熊「あの五千円がぁ?」

石「廣瀬にあげたん?って聞いたら、あげたってさらっと答えるんで、こいつカッコええなと思いました」

石川さんの言葉に反応して、立ち上がって恭しく賞賛を受け取る廣瀬さん。

石「お年玉って名前がもう縁起悪いでしょ?落とし玉なんてねえ。上がり玉にしましょ。縁起いいでしょ?昇ってく朝日みたいで。ほら、熊谷くんにおはようって言ってほしいでしょ?言ってくれる?」


「明けましておめでとう世界」って熊谷さんの叫びで、夜明けと共に年明けも告げた、Good Morning World!。

「唯一つの 今」はこの瞬間だと力強く指し示す石川さんのアクション、最近は毎回視線を向けるようにしてる。カッコいいところ。

「キミの半分は水」って歌詞変え、好き。廣瀬さんのバスドラに片足乗っけて演奏する熊谷さんの背中、華奢な身体さえカッコよくて大好きな要素だから、もうなんだって。


雅な和楽器アレンジで繋げ、「銀魂のエンディング曲です」って曲振りがされた、花一匁。「斬られて堪るか」の迷わず振るわれた手刀がとっても鋭くてカッコよかった。

「欲望を隠しもせず」ってフロアを指差し確認しながら力を込めた歌声が好きだなあ。「唯 脚 蹴り上げ」で靴底の見える綺麗な前蹴り、好き。

これは毎回の癖みたいなものなんだけど、コーラスが聞こえても聞こえなくても、石川さんパートで腕動かしちゃう。歌声に聴き惚れながら、音源を平行再生させてる感覚。


ノンストップで続いた、銀世界。とびっきり心を軽やかにしてくれるテンポとリズムで、限界なく気持ちを昂らせる曲。これを綴っているいまだからそう思うことだけど、桜や梅の咲く季節は焦らなくたって訪れるから、焦らずゆっくり。


そして、訪れてしまったMCタイム。何を話すかは意地悪な先輩によって、既に知れ渡ってしまっています。さあどうするんだいしかわたいゆー!って空気で見守られるなか、「皆さんGO!!!って曲もちろん知ってますよね」ってPONさんが暴露した内容のままを話しはじめた苦し気な石川さんに、拍手笑いで反応するフロア。

石「あかん…できひんわ…こんなん」

熊「なんでよ」

石「そうかお前、トイレ行ってたから知らんのか。教えたるわ。あの、ポンきちが!!全部言うてん!俺がいまから話すMC!」

熊「(本番より)先に言うからやん…」

石「え?俺がピュアすぎんのかな…」

熊「なんて話したん?」

石「待っておった!!!!ここにいました!知らないやつ!もうお前に話すわ」

そうして、唯一MCの内容を知らない(おそらく、リハでやってるのではって言いたい気持ちは胸の中にしまって)救いの手である熊谷さんに、身体ごと向き直る石川大裕。前日大阪でPONさんが指摘した、友だちと会話してるみたいに熊谷さんの方向き過ぎた状態でMCするから、下手フロアの視界は石川さんのおしりだけ、って状況がいままさに目の前に。PONさん命名、おしりシンドロームズ。綺麗すぎる、あるいは、予期せぬ伏線回収のようで、一層愉快なMCタイム。石川さんが向き直ったことに応えて熊谷さんも、くるりとスタンドマイクごと向きを変えて、さあどうぞと言わんばかりに石川さんの話だけを聞くモードに入った。ステージ上にも関わらず、フロアを差し置いて完全に正面から向き合ってふたりだけで会話しようとしているフロント陣ふたり。それを見守る廣瀬さん。シンドロームズの戯れ、愛おしい。

石「俺らのFLY HIGH!!は、ハイキュー!!と同じびっくりマーク2つやん。FLOWさんのGO!!!って曲さ、あれはなんで3つやと思う?」

熊「えー、わからん…NARUTO…ナルト?」

石「そう!そう近いで!俺に近い!」

熊「ナルト、サスケ……サクラ…3人?」

石「そう!!!!!!!!」

ちゃーんと考える演技しながら、小芝居してる熊谷さんのくるくる変わる表情の可愛いこと可愛いこと。こんな茶番劇なら、一生見ていられると思う。笑いの絶えない、癒し。

石「ですよね?って確認したら、違うって。2つじゃ寂しいからやって」

熊「ナルトとサクラふたりじゃ寂しいから、サスケも、ってことじゃないの?」

違うらしいんですよ、熊谷さん。私たち先に聞いちゃったんですよ。勢いなんですよ熊谷さん。あと、これは私の個人的な主張ですけど、3人でも寂しいから、隊長にカカシ先生も加えてフォーマンセルにしてあげてください。


「やっぱ対バンって、対戦やな!これは共演ちゃうわ。俺ほんまに袖でこう(両手親指下に向ける下品な手話)やってましたからね」

初日大阪では、これは対戦バンドじゃなくて共演だって言ってたのに、打って変わった主張をする石川さん。でもこれは、PONさんの所為だぞ。

「FLOWさんは味方やと思ってたけど、あんなもん体力泥棒ですよ。散々しゃがませて、飛ばせて、もう皆さんのHPはほぼゼロ。でも俺たちも盛り上げたいんです!俺たちだけでは足りないんで、皆さんの力貸してください!!」

ズザーって低姿勢でひたすら下手手に出てフロアにお願いする石川さんの勢い、スライディング土下座並で、謙虚で健気で笑っちゃった。でも、任せてほしい。「偉大な先輩バンドに、勝ちたいんです!皆さんの力を借りて!」って、ある種不恰好な、でも唯一無二の大好きなカッコよさ。勝ちたい!って明確な意思表示、熱く燃えた闘志で迎える、PHOENIX

石川さんが勝ちたいってMCしてるときの、熊谷さんの気を引き締めたような表情のカッコよさと滲む緊張感に、無性に心が騒ついた。

高々と掲げられた爪痕が残るくらい強く固く握った拳。途中、どこか引き攣ったように口角を下げた口元。度々何かを呟いていた気がしたけど、私に読唇術はできない。辛うじてわかるはっきりとしたマイクって口パク。


曲終わり、センターに集まったメンバー。熊谷さんの耳打ちを受けて、すっと厳しくなった石川さんの眼差しが、その意味が、怖かった。石川さんの力強い拳を胸に受けて気合いを貰って、マイク前に戻ってきた熊谷さんの潤んでいった眼と、それを耐え切れず拭った指先。あんなにもはっきりと表に現れた不安を見たことがなくて動揺した。そこに立っているのがやっとにさえ見えて、どうしていいか分からなかった。

「ごめんなさいね。メンタルへたっちゃって。正直言うとまだコロナ抜けてなくて…俺ちゃんと歌えてますか?自分で声出てるかもうわからない聞こえてない。大丈夫ですか?出てます?聞こえてます?」

ひたすらに不安そうにか細い声で尋ねる熊谷さんに、すかさず応えたのは廣瀬さんだった。吃驚するくらいしっかりとした声で、ちゃんと届いてるから大丈夫、って、出てなくてもみんなに聞こえる、って言葉にして熊谷さんのことも私たちのことも支えた姿が、途方もなく頼もしかった。あの瞬間は、でも、「このひとが喋り出すってよっぽど」なんだって、本当に異常事態なんだってことを痛感してしまって、呼吸が浅くなった。


本当にちゃんと声は聞こえてた。変わらず大好きな声だった。どこか低い気がしたり出しにくそうな印象とか違和感はあったとしても、状況と背景を知っているからこそ心配がちらついてしまうけれど、それはきっと思い過ごしとも取れるような、誤魔化すこともできた程度だった可能性もあると思う。連日ライブの2日目が鬼門なのはいつだってそうだから。でも、声が聞こえにくい、もしくは出しにくい、なのかもしれないし分からないけど、そういう違和感は、熊谷さんだけが肌身に感じ取れる危機感であって、私にはどうやったって過不足ない程度を推し量れない。だから、言葉にしないと危ない、誤魔化しきれない、って彼自身が捉えている状況が、どん底の想像に繋がってしまって、何よりも怖かった。理解の及ぶ範囲に安心材料がなくて、どうしていいか分からない。


「聞こえづらかったらそれぞれのEQ弄ってもらって。PAさんもお願いします」なんて、迎えた、FLY HIGH!!。サイハテノミライを指差そうとしてマイクにガツっと当たってたのだって平時なら可愛いってくすっとなるだけのことなのに。いますぐにでも止めたい、止めた方がいいんじゃないか、お願いだから無茶をしないでほしい。そう思いながら、それでも確かに歌い続けているその姿にどうにかして応えたくて、必死に煽るように拳を掲げる、腕を伸ばす、矛盾していたかもしれない。あんな弱々しい姿を見たくはなかったって泣けない気持ちと、でも、だからこそ目を逸らしてなるものかっていう意地。どんな状況も共有できることが嬉しいなんて常日頃思っておいて、ここで逃げ出すなんて自分勝手が過ぎる。見守ることしか、それしかできないけど、せめて。できることなら、声が、出したかった。ちゃんと届いてるって言葉にしたかった。

あんな状態でも確かに歌い切ったこと、演奏し切ったことが、凄いことだと思う。無茶をしないでと心から願いながら、それでも、あなたがそこで歌う姿をどうしたって望んでしまっている。今日もそのステージに立ってくれていることへの、歌ってくれていることへの感謝は尽きない。当たり前じゃない、特別なこと。

いつだってどんなときも、BURNOUT SYNDROMESが一際特別にカッコよくて、大好きで夢中だから、熊谷さんの声が届かない瞬間なんて一瞬たりともないから、絶対に大丈夫だから、それだけは安心してほしい。

 


アンコール。出演者全員大集合。PONさんに肩組まれながら登場した熊谷さんが、身長差も合わさっていつもよりずっと小柄に見えて、それもちょっとだけ心配を煽った。TAKEさんがサンゴー缶片手に「名古屋だから、渋谷も来れるんじゃない?」って主張してた。うん、行ける。

全員で写真撮影して、最後ハケていく先輩たちのなか、ほんのちょっと残って、両手合わせて頭下げた熊谷さん。

本来あったと仮定して、どんな曲をカバーするんだろうかとか、FLOW先輩とのコラボ曲の行方はどうなるんだろうかとか、楽しみにしていたアンコールの曲が、なかったことに対して、残念に思う気持ちは皆無ではなかったけど、それよりも安堵ばかりが圧倒的に強くて、先輩たちの寛大さとか優しさとか、石川さんと廣瀬さんの心中を想像して、熊谷さんの心も身体も心配で、胃の奥が重くなった。大事を取らないといけない状況だってことに対する不安は拭えなくて、落ち着かない。ずっと。お願いだからどうか、今後に響いてしまうような無茶だけはしないでほしい。無理のない範囲の最善で臨んでほしい。どうか、心身ともに健やかであってほしい。不安で不安で仕方がないけど、本人たちはきっと、私なんかの比じゃないものを抱えて考えている。BURNOUT SYNDROMESはちゃんと大丈夫。ちゃんと強い。ひとりじゃないから信じて。

 

01.BLIZZARD
02.ヒカリアレ
-MC-
03.Good Morning World!
04.花一匁
05.銀世界
-MC-
06.PHOENIX
07.FLY HIGH!!