Who am I? 広島公演

memo.

BURNOUT SYNDROMES

 15th Anniversary Tour「Who am I?」

2020.01.25(土) @LIVE VANQUISH

f:id:nonN0No:20210829173540j:image
開演前のフロアの喧騒の中に、スピーカーを通して漏れ聞こえる声にハラハラを抱えて、はやくメンバーがステージに現れて!と急かす気持ちでダーウィンに捧げのコーラスを歌った、予期せぬどきどきのオープニング。ツアー残り2公演、セミファイナル広島公演。


花一匁で斬られてたまるかって歌詞に合わせしゃっと斬る動作をする熊谷さんが好き。


アタシインソムニアで「明日風邪をひいたっていい」って歌われるのほっこり平和を感じて、頬が緩む。


記憶喪失のなか、他己紹介

石「ギター」

熊「はい」

石「ボーカル」

熊「はい」

石「作詞」

熊「はい」

石「作曲」

熊「そうです」

途切れ途切れ、焦らし焦らし、確認に確認を重ねたテンポのいいふたりのやりとり。

石「くま…はっ!熊野筆さん?」

熊「なに言ってるの?」

石「あるやんな?熊野筆って広島に」

熊「それは、浅学ですみません」

石「広島に引っ張られましたね…熊谷和海!」

熊谷さんが石川さんの紹介をずばっと「石川県!」と言い放ったのは、ついに人外…という盛大な笑いどころ。


FLY HIGH!!ヒカリアレ。ギターソロの度に右肩が顕になるくまがいかずーみと、それを直してあげるいしかわたいゆー、尊い。尊すぎて目のやり場に困る。侵してはならない聖域。


東京公演を境目に記憶を思い出すためのアルバムの内容が変わってるのはどんな意図なんだろうってぼんやりと考えた。東京までは、デビューからの軌跡、東京より先はメジャーデビューからの軌跡にスポットを当てているような、そんな気がする。


Good Morning World!での「星の隅々まで」って歌ったあと、「連れてってやるよ」って投げかけるひとことは最高にカッコいい、熊谷和海


熊谷さんのMC。

FLY HIGH!!を選んで貰ったのは2期かな。ひとつ前のオープニングはSPYAIR先輩、その前はスキマスイッチ先輩の流れのなか、突然の無名インディーズバンドの起用に『誰?』『金かぁ?』とか、『私たちのハイキュー!!を返して』とまで言われもしました。曲聴く前からそんな風に言われるかねと。所謂、超アウェーな状態だったんですね。それが、いまでは『歌ってくれてありがとう』とまで言ってもらえるほど、信頼を置いてもらえるようになりました。これって、実は当たり前で、誰しも最初から歓迎されるなんてことはないんですね。何度も体当たりでぶつかってようやく認めてもらえる」

「『超アウェー 勝ち目はねぇ 言わしていればいい。傷を恐れ羽ばたかぬ人生なんて剥製と変わらない』」

熊谷さん自身で朗読する歌詞、抑揚、声色、大好きだなと、いつまででも聴いていたい心地よい以上の魅力で虜にする、声。

「いつも応援してくれてありがとう」

特別に響いたその言葉に、愛おしさを自分のなかに大切に大切に抑え込むのに必死。

「あなたのために書いたラブレターを」で不意に視線が来た。なにこのタイミング。たっぷり数秒間、もしかしたら一瞬、でも永遠であればいいのにと願った。私を見てるなんて言わないけど、たぶん私の居る方向に視線は向けられている。嗚呼あのまま、贅沢な思い込みの熱に浮かされたまま、時が止まってしまえばよかったのに。決して止まりはしない時の流れに反して、心臓は早鐘を打ち過ぎて力尽きてしまうかもしれない。思い出してるいまのほうがどきどきしてるのは、思い出は自分の都合のいいように解釈されるからなんだなって、冷静に思えたとしても、鼓動の速度は変わりはしない。

 

フロントマン2人の戯れ合いタイム。いしかわたいゆーに化粧直しされるくまがいかずーみ。パフ持参している意味がわからなくて、愛おしいが過ぎる。

「僕たちライブに来てくれた人を強制的にメンバーにしてしまうバンドです」「あなたと一緒に勝ち取った1位です。誇りに思ってください。これからも共に戦っていきましょう」

石川さんがMCで、PHOENIXiTunesアニソンランキング1位を獲得したと言及したことを受けての、熊谷さんの叫び。